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犬猫の嚥下障害:革新的なケアの時代へ

執筆者の写真: りらっくすの森西調布サロンりらっくすの森西調布サロン

愛する犬や猫の「嚥下障害」。

この問題は、見過ごすことのできない重要な課題です。


犬猫に起こる嚥下障害の症状

嚥下障害の症状は、飲み込むのが難しくなり、食欲が減り、体重が減少することです。これらは全て大切な犬猫が助けを必要としているサインです。


  • 食事が残りがちになった

  • 食べるのが遅くなった

  • 水を飲む時間は長いのに量が減っていない

  • 水やごはんをお皿の回りにこぼす

  • 舌が口先からあまり出ていない

  • ​舌が曲がって出ている

  • ペーストが鼻の穴に入ってしまう

  • のどをさわると嫌がる

  • 体重が減って痩せてきた

  • 咳き込むことが増えた

  • よだれが多くなる



早期対処とケアの重要性

犬や猫が年を取ると、動きが鈍くなることは避けられません。

ですが、それは死に直結する内容ではありません。


以前、80代の女性の嚥下トレーニングを依頼されたことがあります。むせたり、流延があり、言語でのコミュニケーションは取れない状態(嚥下障害)でしたが、歩くことは容易で見ただけだと健康なシニアに見えました。ところが、数か月後亡くなられました。


嚥下障害は、命に関わるリスクがあるのです。


しかも加齢による老化だけでなく、病気や姿勢が悪い若い犬猫も、嚥下障害のリスクが高くなります。これらの要因にも注意が必要です。


重要なのは、早期の気づきと対処、正しいケアです。


本質的な解決策とは

飲み込みがしにくくなると、咳をするようになります。

そうなると、たいがいの家族は咳がでて苦しまないように、硬いものや、大きな固形のものを避けるように。そして刻み食から、とろみ、ペーストに移行します。


しかし、それは動きの悪い喉を良くするわけではなく、生きるために食べ物を摂取する方法を変えただけに過ぎません。


ここで私たちは疑問を持つべきです。

「嚥下障害になったら、本当の意味での体の回復はないのだろうか?」と。



手術 -人間の嚥下障害の場合

人間の場合は、手術を勧められることもあります。

具体的には以下の手術方法があります。


  1. 喉頭切開術(トラコーマイ):

    • 手術内容: 喉頭の一部を切除し、喉頭を広げる


  2. 喉頭軟骨形成術:

    • 手術内容: 喉頭の軟骨を形成し、喉頭の動きを改善


  3. 喉頭筋切断術:

    • 手術内容: 喉頭の筋肉を切断し、喉頭の動きを改善


  4. 喉頭輪形成術:

    • 手術内容: 喉頭の輪を形成し、喉頭の動きを改善


これらは、飲み込みの改善を目指した手術になります。患者の状態や症状に応じて選択されますが、最も重要なのは手術後のリハビリテーションです。


手術 -犬猫の場合

犬猫さんの場合は、

片側性披裂軟骨側方化術

喉頭部分切除術(両側声帯ヒダ切除、部分的披裂軟骨切除)

・永久気管開口術などがあります。


最期まで経口摂取の可能性を諦めない!

歯肉炎がなく、歯がしっかりしているならば、首回りの筋膜をゆるめ、のど仏を動きやすい状態にすることで、死に直面するギリギリまで経口摂取できる可能性があります。


メディセル筋膜リリースの有用性

メディセルはオールハンドではできない部分のケアができるため、オールハンドを超える結果を出しやすくなります。飼い主さんと1日でも長く一緒に過ごせるよう、新しい喉のケアにチャレンジしてください。



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